こんばんは。
ぷんじです。
孤独なカラスの工房へようこそ。

このブログのプロフィールにも書いていますが、私はただ、「生活をするために必要なお金を稼ぐためだけ」に、今の会社で仕事をしています。
ここ、今夜は大事です。
私が勤務している会社は、つい先日に工場の増設が済んで、今日は終日、新しく増えたエリアの稼働準備の作業をしました。
そのための作業者は、各セクションから数名ずつの参加でした。
朝の打ち合わせでの統括からの指示は、
「ぷんじさんはメーカーの方と一緒に、新しい設備のテストをお願いします」
というものでした。
私はひとり、メーカーの方々の中に取り残されて、指示に従って忙しく動き回りました。ふと見ると、他の連中はみんなではしゃぎながら、楽しそうに備品をどんどん運び込んでいます。私の後ろを通りかかった事務の女の子は私に気づくと、「あれっ?ぷんじさん?やだぁ。業者の人かと思ったぁ」と、ケラケラ笑いながら去っていきます。
それでも、今日の私はなぜか満足でした。私は自分が働く会社にいながら、自分が働く会社の人間っぽくなかったのがどこか楽しかったのです。
毎日のように感じるまとわりつくような煩わしさを、今日は全く感じることなく、とても久しぶりに晴れやかな気持ちで会社を出ることができたのです。
お酒を飲みながら考えるのですが、私がみんなから嫌われているのか、私がみんなを嫌っているのか、おそらく、そんなことはきっと、そんなに大した問題じゃなくて、今日私が感じた心地いい充実感を、明日はもう味わうことができないという事実が、今夜の私をうんざりさせるのです。